得意は“特別な何か”じゃなく、日常の中にある

「私には得意なんてない」なんて、実は大きな勘違いかもしれない。


SNSを眺めていると、「好きなことを仕事にしている人」「副業で成果を出している人」がたくさん目に入ってきますよね。
楽しそうに発信している姿を見るたびに、ふと「自分は・・・」と考える。
「自分には、スキルも能力もないし…」
「好きなことを仕事にできるって言ったって、大したことで好きって言えるものないし…」
「好きなことは?って聞かれても特にないし…」
とか・・・

そんなふうに心の中でつぶやいたこと、ありますか?
もしあるなら、それは「あなたに得意がない」という意味じゃない
ただ、“まだ自分で気づいていない”だけなんです。

長所や得意は「日常にある」

私は以前は「得意なこと」=「誰にも負けないような特別なスキル」だと思い込んでいました。
けど本当は、小さく感じてしまいがちな得意に気づくだけで、のちに今度は好奇心に繋がり“やってみたい“の思いに変わって“行動“へのきっかけへと変化していくんです。


私は親友を尊敬しています。

だからすごく頼りにしています。彼女にはあまり直接言えていないけど、
長年一緒にいてきて、ずっと感謝することばかりです。

例えばでいうと、
彼女は人の話を聞いてあげられる人です。


聞くぐらい誰でもできると思ったら大間違い。
・話を遮らない
・相手の話に否定したりしない
・自分の話にすり替えない
・気持ちを理解してくれながらも欲しい言葉を返してくれる。


これってみんながみんな当たり前のようにできてることではないって私は思ってます。
彼女自身は自分に得意や才能なんてないって思ってるけど、彼女の当たり前にやってる自然なその姿勢に、私は何度も何度も救われてきました。


彼女の“すごいところだな““いいところだな“って思うからこそ、私自身の仕事に対してもプライベートの部分に対しても、彼女を見習いたいって感じていることの一つです。


どんな仕事でも“相手の話を聞く“って本当に大事なことで
相手の求めてることや相手が見つけたい答えを導き出すには、相手の声・言葉を聞くことが何よりも大事なことです。
これは本当に訓練だなって思うんですよね。
だってついよかれで
・アドバイス
・共感からの自分の意見
・正義心からくるジャッジの意見
・共感するからこそ自分の話へのすり替わり
と・・・

だから“人の話を聞く“ってことも十分に得意と言えるもの・才能の一つです。


“聞くといった強み“をもった人こそ

例えばコーチングとかカウンセラーには必須な能力だし、他にも販売、セラピスト、表に出るというよりもサポートする側とか合いますよね。

人との信頼関係が気づきやすい人だからこそ人の心に寄り添った仕事があってるなぁと私は感じています。

つまり何が言いたいかというと、
こういう“日常の中にある力”こそ、長所であり、立派な「強み」なんです。

なぜなら、それを自然にできる人は決して多くないから。

自分にとって「当たり前のこと」が、他の人にとっては「すごいこと」だったりするんです。
見えないだけで、あなたの中にちゃんとある
でも、自分ではなかなか気づけないのがこの「潜在的な強み」。
気づけない理由は、私たちは自分の“無意識の行動”を評価することに慣れていないからです。

「そんなの誰でもできるよ」
「わざわざ言うほどのことじゃないし」
そんなふうに、自分で自分の価値をスルーしてしまう。

でも、改めて思い出してみてほしいなって思います。
過去に

  • 「ありがとう」って言われたこと
  • 気づけばよく頼まれていること
  • 自然と人から褒められること


それはあなたが“意識しなくてもできる”からこそで、自分では見えにくいだけです。

潜在意識に眠る「得意」を掘り起こすには


どうすればその“見えない長所”に気づけるか。
それは、難しく考えずに「小さな気づき」を積み重ねることです。
たとえば、こんな質問を自分にしてみてください。

  • よく人に褒められることは?
  • 「ありがとう」と言われた場面はどんなとき?
  • どんなときに夢中になって時間を忘れる?
  • つい他の人よりこだわってしまうことは?


こうやって言葉にしていくと、「あ、これが私の得意なのかも」という芽が見えてきます。
潜在意識の中に眠っている“自分らしさ”に、少しずつ見え始めてくるんです。

得意は「見つける」というより「育てる」もの


実際に自分が体感していることを書くと、
小さな気づきを重ねてきたことで、
私は以前よりは自分の中にある気づかなかった特徴・価値観に気づいてこれている実感があります。
ただ“得意”には時間がかかっているものもあります。
“得意“って、無意識にやれてるんだって気づけたことに目を向けてその部分を育てていく。
そんなふうにも感じています。

私も含め“いきなり答えを見つけよう”とするから、見つからないように感じてしまう。
でも本当は、「小さな好き」や「なんとなく得意かも?」という感覚を、
育てていく中で少しずつ形になっていく
のかなって。


最初から完成形を探す必要はありません。
むしろ、“ふわっとした感覚”から始めるほうが自分の中の腑に落ちていきます。

誰にでもちゃんと「光るもの」がある


誰もが生まれながらにして、“その人の得意”を持っている。
でも、それが見えるタイミングは人それぞれ。
早く見える人もいれば、じっくりと育ってから気づく人もいる。


自分には何もないって思ってた私だからこそ、
大切なことは「私には何もない」と決めつけてしまわないことです。
そう決めつけたらそこで止まってしまうだけ。
「まだ気づいていないだけ」とわかったら、自分に期待できる自分、そう今やこれからにワクワクできるんです。

最後に


得意は、自分の中に眠っているものです。
誰かと比べて焦る必要なんて、まったくありません。


むしろ、自分のペースで気づいていく時間こそが、人生を豊かにしていくなと感じます。
あなたにもきっと、まだ気づいていないだけで、素敵な“あなたらしさ”があります。
その芽を見つけて、少しずつ育てていきましょう。
それが、「得意」への第一歩です🌿

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